カズキルン

pottery&ceramic craft..Kazukiln 

カズキルンのコラムページ

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コンセプト

 焼き物というのは、土からいろいろな形に変化する事が出来る。そして、土の種類・釉薬の色・焼成の仕方でいろいろな表情を見せてくれる。ある意味で作り手側からは思い通りに作ることが出来るがその反面、思っている物とは掛け離れる場合もあり、それが新鮮であり良いものに見えたりする。焼き物には食材を引き立たせる器や花を彩る花器そして建築装飾・インテリア空間を作り出すタイルと水周りの手洗い鉢などの衛生陶器がある。そんな焼き物に興味を持ち過去に20年近く建築建材でいうタイルに携わってきた。タイルも建物の外装材や内装材・床材など装飾の一部でありタイルの質感で建物の雰囲気を大きく変えるものである。そんなタイルも同じ焼き物だが建材が故に寸法制度や反り・曲げ強度・耐摩耗性・吸水率・そして凍害試験と様々な試験をクリアしなければ商品として出荷が出来ない為、俗に言う工業生産品(大量生産品)の様なあまり表情の無い硬い質感になってしまう。そこを何とか焼き物らしくを追求すると工場の生産ラインに合わず納得のいく良い雰囲気の物が出てこない。さらに生産コストがハネ上がってしまう。そんな事を繰り返すうちにある時「本来の焼き物らしい素朴で、そして何より普通に日常で使えるようなシンプルな器を作りたい」と思い始めるきっかけになった。そしてカズキルンが出来る切っ掛けにもなった。

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